末代山温泉寺

西暦717年 諸国をめぐる僧、道智上人は四所明神のお告げで千日の修業を行い、その修業の場より湯が湧き城崎温泉の歴史が始まった。
そこに大和の国の仏師である稽文が、偶然にも城崎で長谷寺の観音像と同木で作られた未完の仏像に出会い完成させて道智上人に託した。
のちに仏像の祀られた伽藍は聖武天皇から「末代山温泉寺」の勅号を賜り、以来1300余年、湯の街とそこに集まる人々を護り続けている。

多宝塔

大師山の中腹に佇む多宝塔は神々しく凛としている。

参道

山門から続く長い長い階段は約500段。こだまがかくれていそうな不思議な空間。
晴れた日にはお話しながら静かな参道を歩いてみてください。

鐘楼

温泉寺と宝物館の間にある鐘つき堂は訪問された方にもついていただけます。
心を鎮めてゆっくりと鳴らしてみてください。山あいにここちよいお客様の気持ちが広がります。

奥ノ院

奥ノ院・大師堂は山頂にあります。
弘法大師さま、千手観音さま、妙見菩薩さまが祀られている現在では数少ない土間のお堂です。
かわらけ投げをされるときには、まずこちらへお参りをされて、
願いを込めてからお投げくださいね。